けつろん
結論
鳴き続けるのは、要求(ごはん・かまって・出して)が多い一方、不安や体の不調が背景のこともあります。いつ・どんな様子で鳴くかが見分けの手がかりです。
出やすさの目安
- 一番多いのは要求 → 伝えたい気持ち
- 発情期や環境の変化 → 不安で増える
- 急に増えた・食欲や元気・体重の変化 → 早めに受診
意味と考えられる理由
鳴き止まない声を聞き続けるのは、飼い主にとってもなかなかの試練です。頭に浮かぶのは「どうしてほしいの」と「どこか悪いの」のふたつ。鳴き続ける理由は大きく、要求・不安・体のサインの3系統に分かれます。あわてて全部を疑う前に、順番に見分けていきましょう。 いちばん多いのは要求です。ごはん、遊んで、ドアを開けて、かまって。見分け方は単純で、思い当たる内容を叶えると鳴き止みます。ごはんの時間の前、キッチンの足元、開けてほしいドアの前など、鳴く場所と時間にパターンがあるのも要求の特徴です。声の使い分けそのものは「ニャー」の項目にまとめています。 ここで知っておきたいのが、学習の仕組みです。鳴いている最中に毎回応えていると、「鳴き続ければ出てくる」と覚えて、声はどんどん長く、しつこくなります。かといって完全無視はお互いにつらいので、鳴き止んで静かになった瞬間に応える、に切り替えるのが現実的です。要求はちゃんと叶える、ただしタイミングをこちらが選ぶ。それだけで鳴く長さは変わってきます。 環境の変化も、鳴き続ける引き金になります。引っ越し、模様替え、来客、新しい家族やペット、長い留守番のあと。心当たりがある時期に増えたなら、不安が声になっている可能性が高めです。隠れられる場所と、自分のにおいのついた寝床を整えて、生活のリズムを元に戻すことから始めてください。避妊・去勢をしていない猫の時期的な大声は「アオーン」の項目も参考になります。 そして、体のサインの可能性です。チェックするのは食欲・元気・体重・トイレの4点。これに、声そのものの変化(かすれる、苦しそう、鳴き方が急に変わった)を加えます。シニアの猫で夜中の大声が急に増えたときは、加齢にともなう体や認知機能の変化が隠れていることもあります。4点のどれかに変化が重なったら、様子見を長引かせず受診してください。 まとめると、鳴き続けたら、要求→環境→体の順に見ていくのが基本です。夜に限って続く場合は「夜に鳴く(夜鳴き)」の項目もどうぞ。ほとんどは要求か不安に行き着きますが、「いつもと違う」が消えないときは、迷わず獣医師さんに相談を。
すずの場合
すずが鳴き続けるのは、今のところ車に乗せたときだけです。キャリーごとシートベルトで固定して走り出すと、着くまでニャーニャーと続きます。おもしろいのは、目的地に着くとぴたっと鳴き止むこと。家や病院の待合で鳴き続けたことはまだありません。移動の不安の声なのだと思います。
気をつけたい点
急に鳴き続けるようになった・食欲や元気の変化・体重が減る・夜中の大きな鳴きが増えた、などがあるときは、自己判断せず早めに獣医師さんへ相談してください。
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よくある質問
鳴き続けるのは病気のサインですか?
多くは要求や不安ですが、体のサインのこともあります。食欲・元気・体重・トイレの4点をチェックして、変化が重なるときは早めに受診してください。
要求鳴きは無視したほうがいいですか?
完全に無視するより、鳴き止んで静かになった瞬間に応えるのが現実的です。鳴いている最中に毎回応えると、「鳴き続ければ出てくる」と学習して長引きやすくなります。
夜だけ鳴き続けるのはなぜですか?
若い猫の体力あまり、発情期、シニアの変化など幅があります。「夜に鳴く(夜鳴き)」の項目も参考に、急に増えたときは受診も検討してください。
参考にした考え方
- 過剰発声の要因(要求・不安・体調)に関する一般的な知見
- 要求発声と学習(強化)に関する一般的な猫の行動学の知見