
結論
猫のしっぽは気持ちのアンテナ。ピンと立てれば「うれしい」、大きくバタバタは「イライラ」、先だけパタッは「返事」、ブワッと膨らめば「びっくり」。ゆっくりした振り方はリラックスや考え中のサインとされます。ただし、しっぽだけで決めつけず、耳や鳴き声とあわせて読むのがコツ。すずは赤ちゃん抱っこでしっぽをゆっくりパタパタ——嫌なら逃げるはずなので、合格点はもらえていると信じています。
すずを赤ちゃん抱っこすると、しっぽがゆっくり、パタパタと揺れます。とってもかわいいのですが、ふと気になりました。これは「ご機嫌」のしっぽなんでしょうか。それとも、実は我慢してくれているんでしょうか。
猫はおしゃべりしない代わりに、しっぽがよく語ります。この記事では、しっぽの動き別の意味を一覧表にまとめたうえで、すずのしっぽ観察記と、読みちがえないためのコツを紹介します。
猫のしっぽの動きと気持ち|早見一覧
まず一覧です。それぞれの詳しい解説は、猫のきもち辞典のしっぽ編に個別ページがあります。
| しっぽの動き | 気持ちの目安 | くわしく |
|---|---|---|
| ピンと立てる | うれしい・甘えたい | しっぽを立てる |
| 大きくバタバタ振る | イライラ・興奮 | しっぽを振る |
| 先だけパタパタ動かす | 返事・様子見 | しっぽをパタパタする |
| ゆっくりフリフリ揺らす | リラックス・考え中 | しっぽをフリフリ・ゆらゆらする |
| ブワッと膨らむ | 驚き・威嚇 | しっぽが膨らむ |
| 立てて小刻みにブルブル | うれしさの最上級 | しっぽをブルブルさせる |
| 体にくるっと巻きつける | 落ち着きたい・少し不安 | しっぽを巻きつける |
| 触られるのを嫌がる | しっぽは敏感な場所 | しっぽを触ると嫌がる |
| 先がカギ状に曲がっている | 形の個性(生まれつき) | カギしっぽ |
大づかみに言うと、「立てる=好意」「速く大きく振る=不機嫌」「ゆっくり・先だけ=考え中や返事」。犬の「振る=うれしい」とは逆の場面が多いのが、猫のしっぽのおもしろいところです。
すずのしっぽ観察記|赤ちゃん抱っこでゆっくりパタパタ
わが家のすず(生後4か月)は、赤ちゃん抱っこをすると、腕の中でしっぽをゆっくりパタパタさせます。
一覧表に照らすと、ゆっくりした振り方は「リラックス・考え中」。イライラのサインなら、もっと速く、バタン、バタンと大きく振るはずです。抱っこされながら、ごきげんで身を任せてくれている——と思いたいところですが、正直に言うと「まあ、付き合ってあげてもいいけど」くらいの考え中かもしれません。
ただ、うちにはひとつ確信があります。すずはきまぐれツンデレタイプで、嫌なことからは全力で逃げる子です。その子が腕の中にとどまってくれているのだから、少なくとも合格点はもらえているはず。しっぽの答え合わせは、こんなふうに「その子の性格」とセットで考えると腑に落ちることが多いです。
しっぽだけで決めつけない|耳・鳴き声とあわせ読み
しっぽは雄弁ですが、一枚だけ見て決めつけると読みちがえます。
たとえばしっぽがゆっくり揺れていても、耳が横に倒れてイカ耳になっていたら、機嫌は下り坂。逆に、しっぽの動きが小さくても、のどを鳴らすゴロゴロ音が聞こえていれば、くつろぎモードです。
しっぽ・耳・鳴き声の3点セットで見る——これが、猫の気持ちを読みちがえないいちばんのコツだと思います。鳴き声のバリエーションは鳴き声辞典にまとめています。
しっぽは触らないであげてください
かわいく揺れていると、つい触りたくなるしっぽですが、しっぽとその付け根は神経が集まっている敏感な場所とされています。多くの猫はしっぽを触られるのを嫌がります。
うちでも、しっぽは「見て楽しむ場所」で、触るのはなでられて気持ちいい頭や背中まで、と決めています。信頼を積み立てるうえでも、嫌がる場所に手を出さないのがいちばんの近道です。
まとめ|しっぽは気持ちのアンテナ、読み方には個性が出る
しっぽの動きは、立てる=好意、速く大きく振る=不機嫌、ゆっくり・先だけ=考え中や返事、膨らむ=びっくり、が基本の読み方。そこに耳と鳴き声をあわせると、ぐっと精度が上がります。
そして観察を続けていると、しっぽの動かし方にも「その子らしさ」が出てくることに気づきます。おうちの猫さんのしっぽは、どんな語り方をするでしょうか。よかったら、うちの子は何タイプ?診断で性格タイプとあわせて答え合わせしてみてください。
これから猫を迎える方は、子猫を迎えたらやること総まとめもどうぞ。
よくある質問
猫がしっぽをゆっくり左右に振るのはどんな気持ちですか?
ゆっくりした振り方は、リラックスしながら何かを考えている・様子を見ている状態のサインとされることが多いです。不快でイライラしているときは、もっと速く大きくバタバタと振る傾向があります。速さと大きさが、機嫌を読み分ける手がかりになります。
猫が寝ながらしっぽをパタパタするのはなぜですか?
名前を呼ばれたときに寝たまましっぽだけ動かすのは「聞こえてるよ」の返事とよく言われます。動くのは面倒だけど無視はしない、という猫らしい反応です。うちのすずも、抱っこ中にしっぽだけゆっくりパタパタさせることがあります。
猫がしっぽをペシペシ当ててくるのは怒っていますか?
そばに来てしっぽを当ててくるのは、かまってほしい・存在をアピールしたいサインであることが多いとされています。一方で、なでている最中にしっぽを床にバンバン打ちつけ始めたら「そろそろやめて」の合図のことも。前後の状況とセットで読むのがコツです。
しっぽで返事をするって本当ですか?
本当とよく言われます。呼びかけに対して、動かず、しっぽの先だけピクッ・パタッと動かすのは、猫の省エネな返事と解釈されています。返事があるだけで、ちゃんと聞いてくれているんだなとうれしくなります。
カギしっぽや短いしっぽでも気持ちは読めますか?
読めます。カギしっぽ(先が曲がったしっぽ)や短いしっぽは生まれつきの形の個性で、気持ちの表し方そのものは同じです。動きの幅が小さいぶん、耳や鳴き声もあわせて見てあげると読み取りやすくなります。
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